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Cervical spine injury

C3,C4頚椎損傷で全身麻痺になったけど、なんとかMTBでトレイルライドのある生活に戻ろうとしているブログ

指のしびれ

怪我をして2ヶ月くらいはまったく手が動かなかった。

左手の親指がほんの少しだけ動く程度。他の指にはすこしだけ力が入る感じはあったけれど、ほぼまったく動かない。

最初の2週間ほどは感覚もほとんど無かったが、徐々に皮膚の表面の感覚が戻ってくるにつれ、数日に一度強烈な痺れに襲われるようになった。

その不快感は痺れという表現が合っているのかどうか分からない。
剣山で両手を刺され続けているというのでも違うし、両手の毛穴からもぞもぞと何かが這い出しているというのとも違う。スチールウールで手の全体をずっと覆われ続けていると言うのが一番近いか??
言えるのは、それが起こるとそれに耐えるのに精一杯になって、誰かと話すことや何か考えることすら出来なくなってしまうことだ。

起こる日と起こらない日は前兆もないしわからない。
起こらない日は本当にハッピー。心健やかにすごせる。
いったん起こってしまうと、その日は地獄。
両手をどんなにしても強烈な気持ちの悪さが離れない。
誰ともしゃべりたくもないし、何もしたくない。気持ちの悪さに耐えることだけで冷や汗が出てくる。
なぜか強烈は怒りの感情もわいてくる。
こんなことにこれからも毎日のように襲われるのは耐えられない。
ほかの事は耐えられる、でもこの気持ちの悪い感覚をこれからもずっと味わっていかなければならないなんて、ほんとうに、どうしても、絶対に耐えられないと感じた。

そのことを主治医に訴えると、なにやら強烈そうな薬を処方された。
なにかわからないが、夕方くらいに飲むように言われたように思う。
この薬は効きが強いからかなり良くなるはず、と言われていたが、まったく効く気配は無かった。

そんな時、何度も同じ夢を良く見た。
なぜかネット上の掲示板で手の痺れについて話し合っているのだ。
そこには同じような症状に悩まされてる女の子がいて、他には誰にもわかってもらえなかったけどこの掲示板に救われた、と言っていた。
その掲示板で我慢する方法として紹介されていたのが、泳げたいやきくんの替え歌を歌ってごまかすことだった。毎日毎日僕らは鉄板の手がしびれていやんなっちゃうよ、と言う部分しかなかったように思うんだけど、なぜだか本当にその曲を頭の中で繰り返してみると我慢できたように思う。

そんな日が何日続いたのか覚えていない。
いつの間にかその苦しみは襲ってこなくなった。唐突になくなってしまった。

そして少しずつ指が動き出した。。